平成19年6月14日(木)・15日(金)
平成19年6月14・15日、新日向市駅開業を機会に全国連立事業促進協議会研究会が日向市で開催されました。
二日目の15日には、特別講演として対談とパネルディスカッションが行われ、以下のようなプログラムで日向市での取り組みが紹介されました(敬称略)。
- 対談「グランドデザインの必要性と協働の意味」
- 対談
- 竹内直文(国土交通省 大臣官房技術審議官)
- 篠原 修(政策研究大学院大学教授)
- パネルディスカッション「連続立体交差事業とまちづくり」
- コーディネーター
- 出口近士(宮崎大学准教授)
- パネリスト
- 篠原 修(政策研究大学院大学教授)
- 内藤 廣(東京大学大学院教授)
- 黒木 健二(日向市長)
- 古賀 徹志(九州旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部 施設部長)
- 藤村 直樹(宮崎県 県土整備部 日向土木事務所長)
研究会に参加していた全国の連立事業担当者(県外在住者88名、市内在住者8名、県内在住者7名、計103名)の感想を、この際に行われたアンケート調査から見てみましょう。
対談とパネルディスカッションについては、「非常に共感した」または「関心を持った」と回答した方が、それぞれ全体の90%以上を占めていました。
日向市のまちづくりモデルの全体像について、多くの参加者に伝わったといえるのではないでしょうか。
また、日向地区における連続立体交差事業の取り組みについては、全体の95%が「非常に参考になった」「ある程度参考になった」と答えており、日向モデルは全国的にも評価が高い事業であったことが明らかになりました。
そして、特に興味深かったのが自由回答の質問です。
「対談やパネルディスカッションでの印象に残った言葉や内容は何ですか?」という質問に対して、県外からの30・40代の参加者のうちの多くは、篠原教授のパネルディスカッションでの「仕事は楽しいですか?仕事が面白くないといいものはできない。」という言葉を挙げていました。
働き盛り世代の切実な問題なのでしょう。
県外からの50代の参加者は、組織やシステムの話に興味を持っている様子。
日向プロジェクトの関係者は楽しんで仕事ができているということですね。
文・写真:宮崎県土木部都市計画課・大崎雅彦
平成18年11月14日(火)晴
去る11月14日、日向地区都市デザイン会議(委員長:政策研究大学院大学 篠原修教授)が開催されました。
この会議は、日向のまちづくりにとって、とても重要な役割を持つ会議です。当初は、連続立体交差事業のデザイン検討委員会として、平成11年に発足し、高架橋や駅舎のデザインの方向性等を検討してきました。その後、平成14年に、現在の日向地区都市デザイン会議(以下「デザイン会議」)へ移行し、連続立体交差事業だけではなく、周辺地区の景観形成やまちづくりについても議論し、現在に至っています。
今回の会議では、駅前広場検討委員会(委員長:宮崎大学 出口近士助教授)の検討結果報告が行われた後、今後のデザイン会議のあり方と日向市駅周辺地区の景観形成をどう進めていくのかが議論されました。
会議には、周辺地域に建物の建築を予定している施主さんや設計を担当する建築士の方も出席され、周辺との景観調和のために熱心に質疑をされていました。
日向市は、10月1日から景観行政団体となり、市全体の景観誘導システムの構築を進めようとしています。まちという大きな空間の雰囲気は、個別のものが全体を作っていくため、解りやすい方向性を示す必要があります。たった一つでも、独りよがりの建築物があると、現在まで進めて来たことが台無しになってしまいます。日向が日向らしくあるためには、そこに住むみんなが自覚を持つことが必要なのでしょう。その自覚を持つためのプロセスをどうするかということと、景観法を背景とした法的な規制をどうするか、またシステムが稼動するまでの経過措置をどうするのかということが今後の課題となりました。
会議が終わると現場に移動し、新駅舎や東口駅前広場の確認が行われました。現場確認には、私は同行できませんでしたが、皆様に出来栄えの方は納得していただけたのでしょうか?
また同日、デザイン会議の委員でもあります、建築家で東京大学の内藤廣教授に、日向での取り組みをPRするため、ラジオの収録を受けていただきました。内藤先生におかれましては、強行スケジュールの中にもかかわらず、快くご協力いただき、誠にありがとうございました。
日向の鉄道高架切替1週間前の12月10日(日曜日) 16:00〜「誇りを支えるまちづくり」と題しまして、MRTラジオ「サンデーラジオ大学」で放送されます。
駅やまちの話等盛りだくさんの内容になっていますのでご期待ください。
(特に、地元の建築家の方は、必見です。内藤先生からホットなメッセージが込められています。)