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大王谷中学校での課外授業レポート第2弾

文・写真:ナグモデザイン事務所・出水 進也
平成18年10月3日(火)晴

10月3〜4日の駅前サイン試作会、打ち合わせにあわせて、大王谷中学校にて課外授業の第2回目が行われました。
僕自身は、課外授業の始まりである、富高小学校における授業を直接見る事はできなかったのですが、その当時の話は、2年程経った今でも様々な場所でたくさんの人から聞く機会が多く、講師陣や子供たち、関係者の皆さんがよほどすばらしい体験をされたのだろうと思っていました。
その課外授業を僕自身も聞くことが出来るということを、出張の直前に聞き(本当に直前に決定したようですが…)楽しみに中学校に向かったのでした。

この第2回目の授業の講師は、日向市市街地整備課の黒木松博さんと南雲さんの二人です。
最初に、黒木さんのお話から始まり、日向市の中心市街地整備事業のこれまでの取り組みを説明されました。
PowerPointを巧みに使って、とても分かりやすく、丁寧に説明されていました。
日向市周辺の区画整理の意味、連続立体交差事業の重要性、そして、入郷地区全体の玄関口としての日向市の役割など、ポイントを的確にまとめて話されました。
なによりも住みよいまちを作りたいという、日向市の純粋な情熱が伝わる話だったと思います。

次に南雲さんから、日向市におけるデザインの話です。

塩見橋から十街区、そして日向市駅前のデザインの考え方、日向市で杉を使う事の意味を説明されました。
そしてもちろん、富高小における課外授業の話にも及びました。
やはり、南雲さんを語るうえで、日向市は外すことの出来ない、とても大きな位置を示していることを再認識しました。
そのスライドのなかで、

「これが僕の生まれたまちの風景です」
と、南雲さんの故郷である新潟の風景が映し出されました。とても美しい東北地方独特の山並みでした。
僕のなかにも、僕の故郷の風景というものがあります。
彼らが将来、故郷の風景として一枚の写真を撮る場面には、今、整備された日向市の風景がファインダーのなかに入っているのでしょう・・・。

たった1回でしたが、この授業を通して、生徒たちに講師陣の気持ちは伝わっていると思います。ただ、授業が6時間目ということもあるのか、ウトウトしている子がかなり目に付いてしまいました。もちろんなかには、真剣に聞き入っている子もしっかり見受けられたのですが。
そして授業の中で、黒木さんや南雲さんが質問や会話を投げかる場面が多々ありましたが、生徒からなかなか反応を返してもらえませんでした。お二人の話が終わったときには、授業の終了時間をオーバーしていたため、生徒からの質問の時間すらカットされてしまったことはとても残念でした。全く生徒たちの声が聞けませんでしたから・・・。

今回の授業は中学生ということで、いろんな意味で難しい年頃だと感じました。僕自身も、生徒たちの反応が何か期待はずれだったことは事実です。ただ、南雲さんが言っていましたが、富高小のときも最初からあの関係が築けていた訳ではなく、回を重ねる毎に、会話を重ねる毎に、彼らとの関係が深まっていった、と。
課外授業はまだ始まったばかりです。

余談ですが、授業のあった教室から伸びる廊下で、課外授業が終わった後、毎日恒例のことなのか、生徒たちが並んで合唱をしていました。我々はその中を通って帰って行ったのですが、みんな各々に「さようなら」と大きな声で挨拶をしてくれました。とっても素直で元気な声がとても印象に残っています。

これからの授業、そして最終回にむけて、生徒のみんながどんな反応を示すのか、とても気になる、第2回目の授業でした。

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