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大王谷中学校での課外授業レポート第1弾

文・写真:宮崎県土木部都市計画課・大崎雅彦
平成18年10月2日(月)晴

9月28日木曜日の夜、和田さん(日向市)と都市デザイン会議のワーキングについて電話していたときのことです。話が一通り終わり、電話を切ろうかとしたら、

「あ、月曜日から中学生に課外授業やるから、来るけ?あ、昨日決まったばっかりで、まだ言っちょらんかったね。山田さん(内藤廣建築設計事務所:日向在勤)に講師引き受けてもらったから。あんたから、鉄道高架の話もしてくれるといいけどねぇ。」
「また、突然ですね・・・行きます。」
こんなやりとりから、まちづくり課外授業が始まってしまう。
早速、スケジュールがメールで送付されて来ました。3日には、南雲さんが特別講師として訪れていただくことも既に決まっていました。すさまじいフットワークの軽さとノリです。

今回の課外授業は、日向市の中心市街地から北東の小高い丘の上に位置する大王谷中学校で行われます。1年生の生徒14人が対象となります。テーマは『日向市のまちをつくろう』ということで、最終的には、日向市駅周辺の模型をつくり、最後の授業で発表してもらうという授業です。
私たちが中心市街地で進めているプロジェクトを説明し、現在の計画で、将来の中心市街地がどのような姿となるかを理解してもらった上で、アイデアを出してもらい、1人1人がまちづくりを真剣に考えてもらえる機会とすることが目標です。

生徒たちが自分たちのまちづくりに、どれだけの関心を持ち、どんな反応を見せてくれるのか、また、私たちにどのようなヒントをくれるのか楽しみに第1回目の授業を迎えました。
今回のまちづくり課外授業は、20日間の内に、全10回合計11時間で行われるタイトなスケジュールとなります。どれだけ、生徒に心を開いてもらえるかがカギとなりそうです。

第1回目のメニューは、まちづくりのコアとなっている連続立体交差事業と駅舎についてです。
いよいよ授業がはじまりました。今日は、15:10〜16:00までの50分間しかありません。しかも、教室は前の時間に他の授業が入っており、準備する時間をいれると授業時間が実質40分間しかないという、そんな状況で、授業がはじまりました。
駅周辺の模型を囲み、まず、私の方で連続立体交差事業の説明、そして、山田さんから新しい駅舎の説明をおこないました。
説明を進めていくうちに、なにか違和感がありました。あまり、興味もないのか、反応が薄いのです。睡魔に襲われている生徒もいました。
私たちの説明が専門的すぎて、理解しにくかったのでしょうか。
先日、現場見学会をしたときの何事にも興味津々だった小学生とは、明らかに違う反応で、少し戸惑いがありました。理解してもらえたのか、もらえなかったのかも今いちピンときませんでした。

ここの中学校では、中心市街地での出来事が校区外で起こっているためか、リアリティーが感じられなかったのでしょうか。
こんな感じで第1回目の授業を終えることになりましたが、初日を終えて、今回の授業の進め方が少し見えたような気はします。

「まちづくりって何だと思う?」と最初に生徒たちに聞いてみました。帰ってきた答えは、「まち(街)をつくる(造る)ことだと思います。」という一つの答え。正しい答えですが、答えは無限大にある問いかけだと思います。

子どもたちの住む日向市は鉄道高架事業・土地区画整理事業・商業集積事業などにより、新しいまちへと生まれ変わろうとしています。しかし、大事なのは、まちづくりの主役は、市民一人ひとりだということです。単に行政や中心市街地に住む人がやっているというのではなく、次代を担う子どもたちに本気で日向市のまちづくりについて考えてもらいたい。そのためには、それぞれの事業には、意味があり、何のために行われているのかを伝えることが大切だとあらためて感じました。

大人達だけではなく、みんながこのプロジェクトの主人公だということを自覚してもらうことが目標になるのでしょう。
課外授業の最終回では、答えの数が少しでも増やせるように、みんなでがんばっていきましょう。

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