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(2006年6月19日・22日 撮影)
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第3弾・「篠原教授・新日向市駅舎見学ツアー・レポート」

■文・写真/南 奈緒子&辻 喜彦
平成18年7月3日(土) 曇り

・「月刊ひゅうが」の現場レポート第3弾は、平成11年から日向市駅周辺のまちづくり計画についての議論の場である「日向地区都市デザイン会議」委員長を務められている、篠原 修教授(政策研究大学院大学)の現場視察の様子をレポートします。(仕事の合間にレポートを書いているため、どうしても1週間近く遅れてしまいます。ゴメンナサイ!)

・前日に同じ宮崎県西都市での「歴史を活かしたまちづくりシンポジウム」を開催し、同プロジェクト・メンバーで日向へ向かいました。

・まず最初に工事を担当している(株)九鉄の現場事務所にて、所長より工事進捗状況を伺いました。12月開業へ向けて、工事は順調に進んでいるとのこと。皆さん、早く現場を見たくて、説明も早々に切り上げ、駅舎工事現場へ向かいます。

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高架下空間を通って駅ホームへ

・前回にもレポートしましたが、高架下は、とても広々した良い空間です。駅東西を結ぶ交流の場として、前例の無い21m×3スパンというこの高架下には、シノハラ教授も納得されていた模様でした。

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「高架下空間」この天井には、耳側流域の杉材で仕上げられます。

・高架下を通っていくと、駅舎事務室(改札口)部分の基礎工事が進んでいます。そしてそこから、駅ホームへ上がる階段(現在はまだコンクリート剥き出しのままですが)から駅ホームを見上げた瞬間、階上に木製大屋根が現れ、トップライトからの明るい陽射しが降り注いできます。

・階段を登り終わり駅ホームへ辿りつくと「凄―い!!」皆さん声を上げます。
これまでに何十回となく、図面やパース、模型を見てきて、自分なりに十二分に理解しているつもりでしたが、こんな空間が創られているとは、創造以上でした。前回までは、ほんの数スパン分の梁が架かっている状態でしたが、ほんの3週間で杉材の大屋根が出来上がっていて、木の香りが漂っています。こんな駅、初めての体験です!

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新駅ホームにて

・新駅ホームに立つと、西側には「富高古墳」が駅前通りの正面に鎮座しています。そして、東側を見ると、何と正面に細島港が見えるのです。
計画段階でも、「駅ホームから細島港が見えると良いよね?」「でもこの高さでは、ちょっと無理だよ・・・」(実際、一昨年にクレーンを使って駅ホームの計画高さまで上がった時も、港は見えませんでした)。これも感動!!
曇り日でも見えるのですから、良く晴れた日には、細島港の海面がキラキラ光って見えることでしょう。「山の文化」と「海の文化」の接点となる日向市新駅舎が実現します。全国どこを探しても「古墳」と「港」の見える駅なんてありません。またひとつ日向の宝物を発見した気分です。

・順調に完成にむかっている日向市駅舎に皆さんは今日の曇り空とは違い晴れ晴れとした顔に見えました。

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・さて、今回の視察は、シノハラ教授と中井裕・東京大学助教授、そして地元出身の建築家・武田光史氏(日本工業大学教授)の三名がメインゲストです。
タケダさんは、以前から日向市駅周辺に新たに創られる街並みデザインについてアドバイスを戴いており、その優しいけれど熱~い人柄は、今や、日向プロジェクトに欠かせぬメンバーとなっています。またナカイ助教授は、初日向で体験した新駅舎には、いたくご満悦の様子でした(その後については、オサキくんのレポートをご覧ください)。

・そして肝心のシノハラ先生はというと、日向市のクロギ部長と2人して駅ホームに立ち、こんな会話がありました。

「いろいろとあったけれど、ようやくここまで来たなぁ~」
「ナイトウさんに設計を頼んで本当によかった!」
「日向市民は、この宝物を大事にしていかなきゃならんです」

側に居ても、ジ~ンとくる会話でした。

・完成に向かっている日向市駅舎、しかし、シノハラ教授は最後の細かいディテールのデザインを丁寧に確認し、駅舎設計担当の内藤事務所川村副所長と最終調整をしながら駅舎ホームをあとに。最後の最後まで妥協せずよいものをつくり、日向市皆さんに使って頂きたいと思う先生や担当者の意気込みがひしひしと伝わってきて、ますます日向市駅舎の完成が楽しみになりました。

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・その後、これから工事がはじまる西口・東口駅前広場へ。ここでもシノハラ教授は日向市駅舎と駅前広場の関係をひとつひとつ確認しており、これかららまだまだ続く日向駅周辺のまちづくりを頭に描いておられるようでした。シンボルとなる駅舎、駅前広場、高架下空間に賑わう様子が早く見たくなる気持ちでいっぱいです。

・日向市のまちづくりがはじまって、かれこれ10年、完成を、、、という気持ちが高まっていますが「まだまだゆっくり進めれば良い。急ぐとろくなものにならないよ」というシノハラ先生の言葉に、長くそして深く育んでいくまちづくりの大切さを感じました。

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そして街なかへ

その後、駅舎視察を終えて、街なかへ出かけました。日向の街がどのように再生されようとしているのかは、このサイト上で、別途にきちんとご説明するコーナーを作りたいと思います。 とりあえず、まだご存じない方々のために駆け足でポイントをご紹介します。日向市駅周辺地区では、中心市街地再生のために、土地区画整理事業による街区再編と、地元TMOによる高度化事業が展開されており、街区ごとにテーマを取り決めて整備が進められています。

<駅前8街区・リーフギャラリー>
通りに面する外壁を1m後退(セットバック)させています(地区共通ルール)
<ひゅうが十街区>
平成14年度に最初に完成した商業街区です。公道を挟んでパティオ(中庭)が設けられ、イベント時の会場となっています。木(杉)の街路灯やボラード(車止め)が設置されています。
<13街区・モビール13>
「木のぬくもりと学生あふれるまち」をテーマにしています。
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次回は、三重県桑名市の方々が日向を訪問する予定となっており、その模様をレポートいたします。他都市の人々が、日向の街にどのような反応を示すのか楽しみです!! 乞うご期待を。

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