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第1弾 「新日向市駅舎見学ツアー・レポート」

平成18年6月3日(土)晴れ

・ 「月刊ひゅうが」の現場レポート第一弾は、今年12月に開業予定となっているJR日豊本線日向市駅で現在進められている新駅舎建設工事の様子を広く市民・県民の皆さんに知ってもらおうと企画された「新日向市駅舎見学ツアー」の報告です。
(この見学会レポートは、「南のスギダラ」でも報告されていますので、併せて是非お読みください。)

・ 見学ツアーは、晴天にも恵まれ、82名の参加者のもと開催されました。市が募集した見学ツアーには、お年寄りから子供さんまでの幅広い方々が参加され、参加者には、「駅舎パンフレット-日向市駅のデザイン-」と「見学ツアー・缶バッジ(内藤廣建築設計事務所・川村宣元副所長さんデザイン)」が記念品として配布されました。実はこの2つの記念品は、本見学ツアーのために急遽製作が決まり、突貫工事で仕上げられたレア・アイテムなのです。
見学ツアーは2班に分かれ、約2時間の行程となりました。

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1) 日向市役所前集合→集成材製作加工工場へ(9:30~10:00)

・土曜朝、日向市市役所前に集合、班毎にバス2台へ便乗し、駅舎大屋根の部材を製作・加工している東郷町の宮崎ウッドテクノ(株)工場へ向かいました。工場までの移動時間に、大屋根部材の製作工程を説明するVTRが流されました。VTRは専門用語が多く、一般の方々にはちょっと分かりにくかったようです。でも皆さん、これから訪れる工場の様子に興味津々の様子です。

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2) 集成材製作加工工場見学(10:00~10:30)

工場内は、大きな作業場が4棟に分かれており、工場長さんから駅舎の大屋根に使用する梁材の制作・加工の過程を実際に見ながら説明を受けました。部材が駅舎のどこに用いられるのか、大きな部材は一見しただけでは、すぐに理解できません。しかし実際に杉材の香りや手ざわりを体感し、木の温もりにふれました。実は、駅舎大屋根に使用される梁材は,世界初の「変断面湾曲集成材」という新しい技術が採用されています。これは、日向市新駅の設計にあたって、地場産材(杉材)を活用するというテーマのもとに、宮崎県が中心となって木材利用の新しい可能性を研究した結果、生み出された新しい技術です。

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3)  集成材製作加工→日向市駅(10:30~11:00)

・ 工場見学を終えて、再びバスへ乗り込み、いよいよ日向市駅の建設現場へ向かいます。帰りの道中にはMRTで放送された「みやざ木の暮らし」スペシャル版のVTRが流れました。このVTRは、デザイナー・南雲勝志さんが中心となった「日本全国スギダラケ倶楽部」の宮崎での活動や日向市富高小学校の児童と行ったまちづくり課外授業の様子がまとめられたものです。今度は、参加者の皆さんも実際に大屋根の部材を実感した後で、身近な話題となり、駅舎への期待も高まってきました。

4) 日向市駅建設現場(11:00~11:30)

・ バスは日向市駅東口に到着し、現場に設置された1/5模型の前で、駅舎設計を担当した内藤廣建築設計事務所・川村宣元副所長さんから駅舎デザインの概要が説明されました。1/5模型とはいえ、現場での部材取り付けをチェックするために製作されたモノで、ちょっとした休憩場所ほどの大きさがあります。
この見学ツアーのために、工事工程を調整し、見学時に丁度、大屋根部材の取り付けが見られるようにして戴きました。先程、工場で手に触れた部材が国内でも数台という巨大なクレーンに吊り上げられ、新駅舎に取り付けられていく様子は圧巻です。参加者の皆さんにも印象深いシーンとなったようです。 続いて、川村さんより駅舎デザインの説明を受けました。スギ材の特性を活かして駅舎構造を検討した結果、このような形態になったこと、駅舎だけでなく、駅前周辺の模型によって、近い将来の日向の街の姿が示され、「山の文化」と「海の文化」の交流点として新駅が位置づけられたこと、駅舎と駅前広場・広場公園などが一体的にデザインされていることなどが説明され、参加者の方々も実際に自分たちの街の姿が見えてきて、少し興奮気味?で、次々と質問が上がります。「駅へはどうやって行けるの?」「WCはどこ?」「車で駅に来るにはどうしたら良いの?」「夜はどんな姿に見えるの?」とても身近な出来事として新日向市駅が感じられてきた様子でした。

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5) 「日向に暮らす皆さんが羨ましいです」

説明会の最後に川村さんが参加者の皆さんに語った言葉です。
「自分で設計していて変な言い方ですが、こんなすばらしい駅に毎日ふれられる日向の皆さんが羨ましいです。この駅を50年、100年たっても愛着を持って大切にして戴きたいと思います」。 見学ツアーは、こうして事故もなく無事終了しました。
1班だけ全員で記念写真をとりました(2班の皆さんごめんなさい!!)
見学会終了後、特別に関係者だけで新駅ホームに上がらせてもらいました。地上から見る姿とはまた異なり、また一部とはいえ、大屋根梁材の連続する新駅はすごい迫力です。6月中にはほぼ大屋根梁材がかかる予定とのことで、この後駅舎側面のガラス取り付け等のために外観には足場が架けられるそうです。
駅舎高架下も日向市駅の場合は、21mの3スパン空間が創られています。これも日本では初めての空間で、JR九州の協力のもとに実現したものです。この高架下空間も内部からみると非常に心地良い空間になりそうです。実は、この高架下の天井部分も地場のスギ材で仕上げられることになっています。しかもそのスギ材は、市民の皆さんから寄付を募り取り付けられる予定で、今秋頃には天井取り付けイベントも予定されています。そして駅舎開業後は、この高架下が駅東西を結びつけ、市民や来訪者の皆さんの交流空間として活用される予定です。

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日向市駅周辺の整備がここまで辿り着くのにほぼ10年の歳月がかかりました。計画初期からの担当である日向市の黒木正一部長さんと現在は宮崎土木事務所の井上課長さんが2人でしみじみと「ここまで来たなぁ!」と語っている様子を側で聞いていて、関係者の一人としても感慨深い一日でした。
 「月刊ひゅうが」では、今回のように新日向市駅開業までの様々な出来事をレポートし、皆さんにお伝えしていきたいと思います。
(次回は、「富高小学校駅舎見学会レポート」の予定です。課外授業で子供たちの感性のすばらしさを教えてくれた富高小の皆さんが新日向市駅にどんな表情を見せてくれるのか、乞うご期待です!!)

見学会写真21 見学会写真22

コメント

  • 香川さん、
    見学会レポートアップありがとう!!
    でもね写真がダブって挿入されてます。
    訂正してくださーい!

  • ご苦労様です。いよいよスタートですね。楽しみです。
    文中のリンクですが、ブランクで開けませんでしょうか?もとの文に戻るのに大変だと思います。

  • なぐもさん

    コメントどうもありがとうございます。
    リンクの件、修正しておきました。
    今後もご指導よろしくお願いします。

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